様々なプリントTがあります。
多色刷りのローブローアートや、
パンク、オルタナ系に至っては、
シルクスクリーンの限界に挑戦するような、デカ版が存在したり。
しかし、その再現度に置いても、最も高い技術を必要とするのが、
フォトプリントです。
フォトグラファーが撮ったアート作品を、
雰囲気を壊さずTシャツにプリントするのは、思っている以上に困難です。
本日は、そんなフォトグラファーのTシャツに焦点を絞って。
まずは、こちらから。
●97’s Wolfgang Tillmans 1st写真集 フォトT 表記(S)
ドイツの写真家、ヴォルフガング・ティルマンス。
”i-D”マガジンで有名になったヴォルフガング。
得意とするのは、緻密に計算された日常風景。
こちらはファースト写真集のジャケットプリントです。
点が見えない位細かい4色分解。
もはや、インクジェットとの違いが分からないのが残念ですが、
シルクスクリーンプリントです。
続いて、
●90’~ アニエス×Martine Barrat ”Do or Die…” フォトT 実寸(M位)
フランス人女性写真家、マルティーヌ・バッラ。
93年に発表された、黒人少年ボクサーを追った、
”Do or Die…”のフォトプリント。
アニエスがスポンサードした写真展の時の物でしょうか。
フォトプリントを得意とする、アニエスらしいサイズバランス。
次は、
●91’s Steven Meisel ”safe sex” フォトT 表記(L)
アメリカのフォトグラファー、スティーブン・マイゼル。
マドンナの写真集はもちろん有名ですが、
ヴォーグ、プラダ、アルマーニ、カルバンクラインなど、
名だたるビッグメゾンの広告を手掛けています。
現在最も成功しているフォトグラファーの一人。
こちらは、91年のエイズ撲滅キャンペーンの1枚。
ゲイが絡む衝撃のフォトを、オレンジのテキストが囲む、
マイゼルらしいデザイン。
そして、フォトグラファー×アーティストの夢のコラボT。
●92’s Annie Leibovitz ”キースへリング” フォトT 表記(S)
アメリカのフォトグラファー、アニー・リーボヴィッツ。
ローリングストーンズ誌のチーフカメラマンとして活躍。
ジョンレノンが射殺される、数時間前に撮ったこの写真は、あまりにも有名です。
こちらは、86年キースへリングを撮影した1枚。
オールヌードのキースが、自身のアートで身を包むクレイジーな写真。
まさに才能がぶつかり合った、珠玉の1枚。
そして、最後は。
●81’s Robert Mapplethorpe ”Ajitto” フォトT 実寸(M位)
ニューヨーク生まれのフォトグラファー、ロバート・メイプルソープ。
学生時代、パティスミスと同棲していた時の写真がこちら。
81年に開かれた、”Ajitto”のオリジナルプリント。
メイプルソープを代表する、
”フラワー”などのオリジナルプリント作品は、
すでに1000万円を超える値段で取引されているそうです。
生前の個展のTシャツとなると、もはやアートピースとしての価値もあると思います。
繊細な写真を再現する、高密度の2色分解プリント。
袖には、しっかり展覧会のコピーライト入り。
アンチ・インクジェット派の僕としては、
やはりシルクスクリーンのフォトTは良いな、
と再確認出来た5枚でした。
よろしくお願い致します。
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