50~60’s U.S. NAVAL ACADEMY ウールローブ 251226H

brand...

date...1950～1960

measuring_size...48cm/55cm/110cm/60cm
（Shoulder width[肩幅]/body width[身幅]/Body Length[着丈]/Sleeve Length[袖丈]）

condition...フェード、色落ち。毛玉。シミ汚れ。小穴。着用感。

note...アメリカ海軍士官学校、U.S. Naval Academy 向けに用意されていたローブ。
士官候補生たちの生活の中で使われていた、れっきとしたミリタリーアカデミー由来の一着です。

ウールベースの生地に、深いバーガンディー。
胸のアカデミークレストに加えて、背中にはフェルトレターとナンバリング。ローブ自体は比較的見かけますが、バックにここまでしっかりフェルトが入る個体は正直かなり少ない。装飾というより、所属や個体を示すための実用的な仕様で、ミリタリーらしい背景がそのまま残っています。

年代は50～60s頃。
この時代のアカデミーものらしく、縫製や素材感はしっかりしていて、軽さや簡略化が進む前の作り。長く使われる前提で作られていたことが、着るとよく分かります。

ローブという形ですが、扱いは意外と自由。
ベルトを結ばずに前を開けてコートのように羽織ってもいいし、ロングジャケット感覚で使っても成立する。制服由来の緊張感と、ローブ特有の抜けが同居しているから、着方で印象が大きく変わります。

ミリタリー、スクール、アートや音楽。
国やジャンルを越えて、こうしたローブが文脈を横断してきたのも納得できる佇まいです。

資料性も高く、服としてもちゃんと面白い。
特にこのバックフェルト仕様は、この年代ならではのポイント。
条件の揃った個体だと思います。

model...187cm

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