50's~ BODE FEUERSCHUTZ ドイツ消防隊 ファイヤーマンジャケット 261002H
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brand...
date...1950~60
measuring_size...49cm/55cm/73cm/68cm
(Shoulder width[肩幅]/body width[身幅]/Body Length[着丈]/Sleeve Length[袖/ゆき丈])
condition...色褪せ、スレ。ボタン交換。着用感。
note...消防服なのに、火の色はほんの数ミリしかありません。
深いネイビーの襟を縁取る、細い一本の線。肩にも同じ色がのぞいて、その上に銀と黒で組まれた肩章が乗っている。
紺一色で終わるはずだった制服に、この線が入った途端、妙に艶っぽく見えます。
肩章に銀のボタン、縁取りのパイピング。
一見ナポレオンジャケットのようで、これはドイツのファイヤーマンジャケットです。
内側のネームには、UNIFORM AUS DEM HAUSE BODE FEUERSCHUTZ、その下にHANNOVER BRAUNSCHWEIG。BODEの手によるユニフォーム、という意味のネームです。
消防の装備を扱い、車両の架装まで手がけてきた会社で、その名前はいまもBraunschweigに残っています。
ピンクに見えるパイピングは、もとは消防の伝統色の紅色。古いプロイセンの消防の制服にも見られるカーマインです。
真面目な赤が、時間をかけて、かわいいピンクになっている。
肩章は、黒い芯に銀の組紐を編み込んだもの。
軍服のような緊張感はあるのに、色だけがどこかやわらかい。ここがいい。
前は4つ留め。表面を細かく打ち出した梨地のアルミの、裏から輪で留めるチェンジボタンです。裾に近いひとつだけ、梨地がすり減って鏡のように光っている。
喉元には小さなフックがあって、いちばん上まで閉じることもできる。
胸と腰に4つのポケット。胸にはプリーツ、腰はフラップ付きで、フラップの裏だけ灰色の生地に切り替わっています。
飾り立てるための服ではないのに、ひとつずつ拾っていくと、ずいぶん凝っている。
紺は、肩や袖、前立ての縁から少しずつ明るく褪せて、ところどころ青に近い。
内側のポケット袋をめくると、表とはまるで違う、目の覚めるような青が残っています。
生地は裏を起毛させた厚手のコットンで、裏地は付けず、その重さだけで形を保っている。
紺と、細い赤と、銀。3色だけで、ここまで華やかになる。
揃いで配られた制服のはずが、紺の褪せ方も、ボタンの光り方も、もうこの1着だけのものになっている。
襟の裏には汗じみのような汚れ、袖口や裾には擦れもありますが、褪せた紺にはそのくらいがちょうどいい。
冷えた朝、いちばん上のフックまで掛けて、襟を立てる。
顎の下で、その数ミリのカーマインが、ぽっと小さく火を灯す。
model...187cm
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