70’s U.S.NAVY MIL-J-7823D G-1 フライトジャケット ステンシル入り 261023H
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brand...Brill Bros.
date...1971
measuring_size...49cm/56cm/62cm/61cm
(Shoulder width[肩幅]/body width[身幅]/Body Length[着丈]/Sleeve Length[袖/ゆき丈])
condition...シミ、汚れ。スレ、シワ。リブ小穴、破れ。着用感。
note...山羊の革は、くしゃくしゃになるほど艶が増す。
胸にも袖にも細かいしわが寄って、その山の一つひとつが、鈍く光っています。
アメリカ海軍のG-1。
1940年に海軍の飛行士のために採られたM-422から続く、焦げ茶のゴートスキンのフライトジャケットです。
裏地がナイロンになった1951年からの規格がMIL-J-7823で、これはそのD型。
タグの契約番号は1971年、生産は海軍にG-1を納めていたBrill Bros.です。
毛足の深い焦げ茶の襟は、立てるとボタン2つのストラップで喉元を留められる。
胸には大きなフラップポケットが2つ、左にはペンを差す細い口も付いています。
背中は肩の後ろにプリーツを取ったバイスイングで、操縦桿へ腕を伸ばしても突っぱらない。
脇の下には空気を逃がす小さなハトメ、前は真鍮のSCOVILLのジップ。
内側には、革の吊り紐まで残っています。
首の後ろ、襟に隠れるところには、黄色いペンキのステンシルでNASL-OMD。
NASLはカリフォルニアのレムーア海軍航空基地、OMDは基地の中で機体の整備を受け持つ部門の略と読めます。
1961年に開かれた、海軍でいちばん大きなジェット機の基地です。
個人の名前ではなく部門の名前が入っているのは、そこで管理されていた備品だったからだと思われます。
焦げ茶の革の上に、少しかすれた黄色の文字。
肩にはペンキの細かい飛沫まで散っていて、これがとにかく格好いい。
襟を立てると、首の後ろからちらりとのぞきます。
前立ての脇には、何かを縫い付けていた跡の小さな穴が並んでいる。
1986年のトップガンで、トム・クルーズが着ていたのもG-1でした。
あの映画のあと、海軍の飛行士の服は、世界中で街のレザージャケットになっていきます。
ただ、実際に基地で着られていた実物となると、革の表情がまるで違う。
この細かいしわと艶は、新しい革では出せません。
表記は42。
裾のリブには小さな穴があき、袖口のリブはほつれて大きく裂けています。
革そのものはまだしなやかで、裂けたリブも、この顔つきにはよく合っている。
飛行機は、離陸するときも、着陸するときも、風に向かって走る。
襟を立てて、ジップを喉元まで引き上げる。
冬の向かい風が、少しだけ楽しみになります。
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