70’s White Ram ノルディック ウール カーディガン カナダ製 261030H
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brand...White Ram
date...1970
measuring_size...50cm/60cm/74cm/67cm
(Shoulder width[肩幅]/body width[身幅]/Body Length[着丈]/Sleeve Length[袖/ゆき丈])
condition...毛羽立ち。ボタン交換。着用感。
note...カルガリーの街を出て東へ車を走らせると、窓の外はしばらく麦畑だけになる。
胸から裾まで並んだ小さな穂のような模様を見ていると、どうもその景色が浮かんできます。
ホワイトラムは、そのカルガリーのニットメーカー。
1988年に地元で開かれた冬季オリンピックのセーターも作っていた会社で、これは70年代の、ヴァージンウール100%の一着です。
首の内側には、赤と緑のしるしで洗い方を示した、カナダの古い洗濯表示が付いています。
焦げ茶の地に、からし色と生成り。
楕円をつないだ太い帯と、枝を広げた穂の段が、胸から袖、背中まで何段も重なっていく。
ノルディック柄といえば雪の結晶やトナカイが多いけれど、これはどこか、収穫の頃の匂いがする。
70年代の北米は、台所の冷蔵庫までハーベストゴールドに塗られていた時代。
そういう暮らしの真ん中で編まれたニットです。
土っぽい配色の、素朴なノルディック。
モヘアのような毛足はなくても、いまの感覚で見ると、グランジの気だるい空気にもすんなり合う。
これだけ柄を編んでおいて、ポケットだけ無地。
身頃はきっちり細かく編まれているのに、両脇のポケットは太い毛糸でざっくり、横向きの畝がふっくら浮いた別の編み地です。
柄を休ませる場所があるだけで、総柄がずいぶん洒落て見える。
前立てには、鷲の紋章のまわりにラテン語の銘を巡らせた金属のボタン。
古い硬貨みたいに、凹んだところが黒ずんで、縁だけが鈍く光っています。
いちばん下のひとつだけは、放射状の縁取りが入った別のもの。
それでも同じ鈍い金色で、列の最後にちゃんと馴染んでいます。
編み目が詰まっていて、50年近くたった今も、柄の輪郭がにじんでいない。
表記はLで、厚手のセーターほど重たくなく、肩にすっと馴染む厚み。
模様だけでも十分に欲しくなるのに、ボタンにも、腰の四角にも、ちゃんと癖がある。
刈り入れの終わった畑には、丸めた干し草が、ぽつん、ぽつんと残っている。
遠くから見ても、そこだけ日なたの匂いがしそうです。
冷えた手を突っ込むと、ざっくり編まれた焦げ茶の毛糸が、指の先までふかふかと包んでくれる。
model...169cm
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