80's Barbour 2ワラント "SOLWAY ZIPPER" オイルドジャケット 261002H
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brand...
date...1980
measuring_size...--cm/58cm/83cm/79cm
(Shoulder width[肩幅]/body width[身幅]/Body Length[着丈]/Sleeve Length[袖/ゆき丈])
condition...シミ、汚れ。スレ、シワ。色褪せ、変色。ジッパー元ステッチほつれ。ベルト欠損。着用感。
note...乾いた泥を、そのまま光らせたような色です。
茶ともオリーブとも言い切れない。
イングランドとスコットランドの境に、Solwayという遠浅の入り江があります。
潮が引くと泥と砂の浜がどこまでも続いて、冬には北から雁の群れが渡ってくる。
同じ名前を持つ、水鳥を撃つ人のためのジャケットです。
バブアーのソルウェイジッパーは、60年代のカタログでもう看板を張っていたモデル。
ビデイルもビューフォートも、まだ生まれていません。
胸にひとつ、腰にふたつ。ポケットは3つきりで、手を温める口もない。
あとから足された便利なものが、まだ何も付いていない形です。
1997年に一度生産を終えていて、古いものは探してもなかなか出てきません。
襟元のタグには紋章がふたつ。
1974年のエディンバラ公と、1982年の女王。
1987年に3つ目が加わるので、このタグが縫われたのは、そのあいだの5年ほどです。
いわゆる2ワラント、2クレスト。
数の少ないモデルの、さらに短い時期の1着です。
丈は腿にかかる長さで、腰のふたつは底が丸く、下に水抜きのハトメ。
焦げ茶のコーデュロイの襟に、喉元で風をふさぐタブ。
太いリングの付いた真鍮のジップを下ろすと、英国の古い居間みたいなタータンが広がります。
深い緑と黒に細い黄色が走る、ドレスゴードン。
袖の奥にはナイロンのカフスが隠れていて、手首から風が入りません。
ワックスの残るところと、ほとんど引いたところ。
その境目が、古い革みたいな濃淡になっています。
手が何度も触れたポケットの縁ほど色が濃く、袖と前身頃には白い擦れがいくつか。
同じものを新しく買って40年着ても、この模様にはなりません。
腰のベルトは欠けていて、両脇にループだけが残っています。
締めずに羽織ると、ラグランの肩から裾まで、すとんとまっすぐ落ちる。
表記は38インチ。
ジャケットの上から着る前提の身幅なので、数字よりゆとりがあります。
袖は身幅と丈のわりにすっきり短めで、奥のカフスが手首で止まる長さです。
着るのに困る傷みはありません。
潮は、引いたぶんだけ、また満ちてくる。
乾いてきたらオイルを入れて、手のひらでゆっくり伸ばしていく。
引いていた色が、指のあとを追って、また満ちてきます。
model...169cm
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