90's Barbour 旧3ワラント BEAUFORT オイルドジャケット 261009H
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brand...Barbour
date...1990
measuring_size...--cm/66cm/80cm/84cm
(Shoulder width[肩幅]/body width[身幅]/Body Length[着丈]/Sleeve Length[袖/ゆき丈])
condition...シミ、汚れ。スレ、キズ。右袖破れ。変色。着用感。
note...新しいのを贈りましょう、という申し出を、エリザベス女王は断ったそうです。
25年ほど着古したバブアーにオイルを入れ直してもらって、また同じものを着た。
オイルドジャケットは、買い替えるより先に、直す服です。
修理とオイルの入れ直しの受付は、1921年から続いています。
いまもイングランド北東、South Shieldsの工場には、毎年、何万着もが戻ってくる。
破れにはつぎを当て、ジップを替え、またオイルを入れる。
向こうでは、着古した1着ほど格が上、とまで言われます。
王室御用達で、もとは猟の服。
ずいぶん堅い肩書きのわりに、この服は着るほど品行方正なところから遠ざかっていきます。
ワックスが抜けて、色が変わって、袖が擦り切れる。
それでも格好が崩れないどころか、そこから急に良くなってくる。
1996年製のビューフォート。
色はラスティック、栗の渋皮みたいな、赤みのある焦げ茶です。
肩と袖は乾いて明るく、裾や背中の下のほうにはワックスが濃く残って、鈍く光る。
茶色にも、墨色にも見える。
セージやネイビーに比べると、見かける数がずっと少ない色です。
片方の袖口には、裂けと小さな穴があります。
目立つ傷みはここくらい。
このまま着てもいいし、直して着てもいい。
完成した状態で売られている服というより、着る人が続きを作る服です。
このビューフォートには、その続きがもう30年分あります。
1983年、マーガレット・バブアーが猟のために考えた形です。
背中には、端から端まで口を開けたゲームポケット。真鍮のリングを引いて、脇から手を入れます。
腰はマチ付きの大きなフラップで、底には水を逃がすハトメがふたつ。
胸には縦に口を開けたハンドウォーマー、焦げ茶のコーデュロイの襟、BARBOURの文字が入った黒いスナップ。
ビデイルより丈が長く、テーラードの裾がきちんと隠れます。
前を開けると、マスタードと焦げ茶に深い緑の線が走るタータン。
表の茶色とよく馴染む配色です。
内側の縁には、パイルのライナーを留める真鍮のスタッズが並びます。
襟元のラベルには、紋章が横に3つ。
2000年ごろに縦並びへ変わる前の、旧3ワラント、3クレストです。
表記はC44。
身幅をゆったりとった形で、ラグランの袖が肩からすっと落ちる。
古い木は、枝の折れたあとを、自分の皮でゆっくり包んでいきます。
この袖口も、つぎを当ててオイルを入れれば、そのうちまわりと同じ茶色に馴染んでくる。
そこから先は、着る人の30年です。
model...cm
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