90's Grateful Dead "Is It Live... Or Is It Dead?" Maxell Memorex パロディ タイダイ ロックT USA製 260925H
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brand... Eye Dye
date...1990
measuring_size...58cm/57cm/78cm/24cm
(Shoulder width[肩幅]/body width[身幅]/Body Length[着丈]/Sleeve Length[袖/ゆき丈])
condition...シミ、汚れ。プリント擦れ。着用感。
note...スピーカーから吹いてくるのは、風ではなく薔薇。
低い椅子に沈んだ骸骨は、ネクタイもランプの笠も後ろへ持っていかれながら、前だけを見ています。
1980年、音楽誌の見開きに載ったMaxellのカセットテープ広告。
80年代にオーディオをいじっていた人なら、たぶん覚えているあの写真を、鉛筆で走り書きしたような線でなぞり直しています。
椅子の男は骨に、吹きつける音は薔薇に。
1971年のアルバムジャケットから続く骸骨と薔薇を持ち込んだだけで、誰の話かはもう分かります。
色が付いているのは、宙を飛ぶ薔薇と、はためくネクタイの赤だけ。
背中には、"IS IT LIVE... OR IS IT DEAD?"
元になったのは、70年代にElla Fitzgeraldの歌声でグラスを割ってみせたMemorexの決め台詞、"Is it live, or is it Memorex?" 生の歌か、それとも録音か。
絵はMaxell、言葉はMemorex、最後の1語だけがDEAD。
ライバル同士の広告を勝手に混ぜて、自分たちのバンドへ持って帰ってしまった。
少し雑で、かなり頭がいい。
この問いを向けるなら、デッドほど似合う相手はいません。
彼らは客席での録音を許し、1984年10月のBerkeleyからは、録音する人たちのための専用の席まで用意しました。
ジェリー・ガルシアは1982年に、演奏が終わったら、あとはファンのものだと答えています。
録ったテープは売らずに交換し、郵便で届いたコピーが、また次の誰かへ渡っていく。
目の前で鳴っている音か、何度もダビングされて自分の部屋まで辿り着いた音か。
デッドヘッズにとって、その境目は案外どうでもよかった。
こういうTシャツは、ライセンスとは関係なく、ツアーの駐車場で手売りされていたロットシャツ。
ボディはアイダイの手染めで、前も背中も、白く残した真ん中から黄色、オレンジ、ピンク、紫、水色へ。
鳴った音がそのまま色になって、ぐるりと一周したような染まり方です。
洗濯表示の最後には、いちばんいい状態を保つには脱がずに着続けること、と真顔で書いてあります。
同じ絵柄の新しいものはいまも数多く出回っていますが、これはアメリカで手染めされた当時の1枚。
線はところどころ途切れ、椅子も骨も少し霞んでいるのに、赤い薔薇だけが妙にしぶとい。
白い部分には薄いシミが点々と、襟の縫い目の脇には小さな穴もありますが、タイダイの色はまだ鮮やかです。
帰りの車で、録ったばかりのテープを巻き戻す。
再生ボタンを押すと、さっきまでいた会場の歓声が、小さなスピーカーから吹いてくる。
胸の骸骨が椅子にしがみついて浴びているのは、たぶんその夜の音です。
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