90’s Kappa コーデュロイ トラックジャケット 261106H
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brand...Kappa
date...1990
measuring_size...57cm/64cm/77cm/61cm
(Shoulder width[肩幅]/body width[身幅]/Body Length[着丈]/Sleeve Length[袖/ゆき丈])
condition...着用感。
note...ミルクティーに、煙草の煙をひと筋混ぜたような色。
トラックジャケットの形をしていて、生地は細い畝のコーデュロイです。
くすんだベージュの身頃に、胸を横切る紺の太い帯。その下に、灰色の帯がもう一本。
紺の帯だけ毛足が深く、細い畝の隣で、光を吸い込んだように沈んでいます。
帯の上には白いパイピングが1本、肩から袖の外側へは紺のラインが下りていき、襟は灰色。
背中では、肩の紺が横一文字に渡り、灰色が両脇から裾へ回り込んで、真ん中のベージュを大きく囲んでいます。
カッパは、1916年にトリノの靴下工場から始まったイタリアのブランド。
胸の小さな刺繍は、背中合わせに座る男女です。60年代の終わり、撮影で没になった写真から生まれたロゴでした。
ブリットポップの頃のイギリスでは、スポーツウェアと、ツイードや畝のある生地の服が、同じ街を歩いていました。
BlurのDamon Albarnは、袖に男女のロゴがずらりと並ぶカッパのトラックトップを羽織り、PulpのJarvis Cockerはツイードのジャケットに黒いコール天のフレアでステージに立っていました。
その2つが、最初から1着になっている。
同じ配色でナイロンなら、もっと軽快に見えたはずです。
コーデュロイだから、どこか野暮ったくて、そこがたまらなく格好いい。
袖口はリブではなく、同じ生地をゴムで絞ったシャーリング。
裾にはドローコードが通り、絞るとふくらんだブルゾンの形になります。
ジップは銀色の大きな歯に、琥珀色の透ける引き手。
くすんだ色の中で、金具だけがきらっと光ります。
内側はなめらかなトリコットで、表の帯の縫い代が、裏にも色の帯になって並んでいます。
洗濯タグには、スペインのカッパの会社の名前と、ピレネーの麓の町、La Seu d’Urgellの住所。
表記はXL。肩の落ちた大きな身幅で、裾を絞ってもゆったりと羽織れます。
紅茶にミルクを注ぐと、しばらく白い渦が巻いて、やがて1杯の色になる。
カップを置いて、ジップを上げる。
まだ温かい指先に、細い畝がやわらかく引っかかる。
model...169cm
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