90's Pink Floyd "The Wall" ロングスリーブ プログレ ロックTシャツ 260925H
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brand...
date...1990
measuring_size...60cm/60cm/80cm/71cm
(Shoulder width[肩幅]/body width[身幅]/Body Length[着丈]/Sleeve Length[袖/ゆき丈])
condition...色褪せ、フェード。スレ、小穴。タグ欠損。着用感。
note...黒も、文字も、人の顔も、だいぶ向こうへ行っています。
もとはもっと深い黒だったはずのボディは、袖も身頃も、煙を何度も浴びたようなチャコール。
肩や袖の外側はさらに淡く、縫い目の奥にだけ、昔の黒が少し隠れています。
胸には手書きのPINK FLOYD。
濃い墨色のインクが褪せた生地にほとんど溶けて、光の角度でようやく読めるくらいです。
その下に、長いコートでひとり立つ人物。
背中に白い十字が重なり、まわりを青い光が包んでいる。
顔のあたりだけが紫に光り、細部はほとんど消えて、青と白と黒だけがぼんやり浮かんでいます。
背中には赤い十字。
縦の線の下から青が滴り落ちて、その上をPINK FLOYDとTHE WALLの文字がまたいでいきます。
"The Wall"は1979年11月に出た2枚組。
Roger Watersが書いた、ロックスターのPinkが周りとのあいだに壁を積み上げ、その内側に閉じこもっていくロックオペラです。
ジャケットの白い煉瓦と、にじむような手書きの題字は、政治風刺の漫画家Gerald Scarfeによるもの。
1982年にはAlan Parker監督で映画になり、Scarfeはそのアニメーションも手がけました。
この長袖の前と背中の文字も、同じ手書きの流れを汲んでいます。
何年も洗濯と日差しをくぐらないと、この色にはなりません。
袖も身頃もむらなく同じチャコールで、青も赤も、その上でちょうどいい濃さに落ち着いている。
90年代の"The Wall"の長袖は、半袖に比べて出てくる数がずっと少ない。
そのうえ、ここまできれいに褪せた一枚となると、なかなか出会えません。
両袖口のリブは縁が擦り切れて、身頃に小さな穴がひとつあります。
夜道で遠くの人影を見ると、輪郭が先に消えて、街灯に照らされた色だけが最後まで残る。
この胸でも、いちばん最後まで光っているのは、あの青です。
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