今回のブログは、
私が個人のインスタで発信している企画
「My Soundtrack Tees」の新作からお届けします。
(ブログ先出し!)
その前に少しだけ、この企画についてご説明をば。
My Soundtrack Tees
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音楽に“人生のサウンドトラック”(The soundtrack of my life)
という言葉があるように、
Tシャツにもその人の人生を映す一枚があります。
若い頃に着ていたバンドT、旅先で偶然出会った一枚、
家族で受け継がれてきたTシャツ。
それを見ると、当時の空気や匂い、
聴こえていた音楽までよみがえってくる。
「My Soundtrack Tees」では、
そんな“記憶の音”が聴こえてくるようなTシャツを、
エピソードとともに紹介していきます。
単なるファッション記録ではなく、
Tシャツを通じた人生の断片集です。
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「My Soundtrack Tees #4」
00' Maison Martin Margiela 10 Plain T-shirt
白Tにジーパンが似合えば、
それが一番のお洒落だと思っている。(吉田栄作世代)
だから昔から、ヴィンテージの無地Tが好き。
80’sのサラサラしたコットン/ポリも悪くないけれど、
やっぱり70’s。
ふっくらと柔らかく、少し色あせた100%コットンの生地は、
袖を通すたびに心をほぐしてくれる。
年代やブランドによって、
シルエットや襟ぐりの広さが微妙に違う。
自分に合う一着を探す時間は、
服選びというより宝探しに近いかも。
数えきれないほど見てきた中で、
一番タイプなのは70’sのヘインズ。
二番手は安定のフルーツオブザルーム。
悔しいけど、大手はやっぱり強い。
フェードした黒やネイビーは、何十年経っても色気が消えない。
普段はそのあたりを愛用しつつ、
ここぞという時は勝負下着の如く、
ちょっと古めの刺繍タグのBVDやSpruceを選んだりして。
誰も気づかなくても、自分だけはわかっている。
そんな、ささやかな自己満足も心地いい。
ちょっと珍しいブランクボディの3D Emblemは
最近のお気に入りだけど、
「こんなのあるんかっ」とアメリカで見つけて思わず叫んだ
50-60’s あたりのAKOMは、
本気の下着すぎて残念ながらお蔵入り。
(その時代のTシャツは、服ではなく下着として使用されていた)
これを持ってる人に、まだ出会ったことがない。
とかなんとか語りながら、
結局いちばん着ているのは昔のマルタンだったりするけど、
これも今や立派なヴィンテージでしょ。
新品と違って、
お気に入りを見つけても買い足せないのはもどかしい。
でも、その不便さがあるからこそ、
出会った瞬間の胸の高鳴りがある。
古着は、ただの服じゃない。
長い時間をくぐり抜け、誰かの人生をかすめ、
また別の誰かの一部になる。
袖を通すたび、自分もその物語の続きを生きている気がする。
そんなところもまた、古着の魅力なんです。
アーカイブリスト
・My Soundtrack Tees #3 / 90's ERASTICA
・My Soundtrack Tees #2 /80's Rock'n' Roll Mickey
・My Soundtrack Tees #1 / 80's Velvet underground
XXX
続いて、
LABRAT BOOK CLUB です。
今回ご紹介する写真集はこちら。
YAA-HOO : Paul McCarthy
Artwork by Paul McCarthy
First published in 1988 by Buchhandlung Walther Konig
芸術のふりした悪ふざけか
悪ふざけのふりした芸術か
懐が深い?
アメリカがどこまでも
だだっ広いだけかもしれない
とりあえずおもろい
好き
*全ての写真集はプライベートコレクションのため
販売しておりません。
販売中の本屋さんは、Instagramでご確認下さい。
動画はこちら↓
XXX
最後に、
近日入荷予定の商品のなかで
私が気になったものを少しばかりご紹介致します。
クラッシュジーンズの時期ですね
バランスの良いBOROはなかなかありません
501 メイドインUSA
黒ベースの千鳥格子
70s デッドストックのフレアスラックス
ブリットポップはスポーツアイテムだろってことで
ナイロンパンツ各種
スリークウォーターはアンブロも仲間入り
アディダスはサイドポケットが付いたカーゴタイプで
めちゃくちゃ良いです
Tシャツもこのへんが一番クール説ある
今週の
激押し 80's コットン/ポリTシャツ
ダスティ・ローデスとハルク・ホーガン
プロレス新旧
ムービースター
一番手前は「ゴースト/ニューヨークの幻」の人みたいです
どこから見てもブートな感じが潔い
最高
答え
フランツ・シューベルト
フェリックス・メンデルスゾーン
ヨハン・セバスティアン・バッハ
クラシックは顔と名前が一致しないですねぇ
答え
クロード・モネ 「ヴェトゥイユの画家の庭」
パブロ・ピカソ 「ゲルニカ」
パールジャム見れなかったTee
何だか分からないけど、かわいいTシャツ
90年代半ば、ソニックユースのジェーン・バーキン、
ビースティーのイル・コミュニケーションの頃のリンガーTと
同じ雰囲気を感じる
AOP キャラT
ポップアート風ロードランナー良い
Dr. Seuss 結構好きなんですよね
バックプリントは意地でも緑の卵とハムを食べるのを断る
有名なフレーズ。 やっぱり好き。
Ren & Stimpy BORO
Sturgis
Harley Davidson
3D EMBLEMも混ざっております
イギリス派の方はNortonをどうぞ
HELLRAISER
SKULL SKATESのシャイニング
完全にスペシャルです
初代、映画スカーフェイスのモデル
ギャングスター アル・カポネ
チャールズ・マンソン
07’ Wu-Tang
90年代だとウン十万円しちゃうやつ
Y2Kならまだ手が届くけど、それすらレアです
旅立たれて、そろそろ1ヵ月が経ちますね
タイダイボディは珍しい気がします
最上級モデルもこのタイミングで大放出
追悼と、敬意を込めて
40オーバーしか響かないであろうJames Taylor
でも、この渋みはその世代だからこそ似合うTシャツかと
フォトも良いし
ブラッククロウズ
MASA(元スタッフ)が好きだったなぁ
AOP GD
ラグランTのスリーヴレスはもはやタンクトップ
女性の方におススメしたい
Bob Dylan & Adam Ant
2人ともおとこまえ
ノルウェーのブラックメタルバンド Darkthrone
最近のLABORATORY®はブラックメタルTシャツ強め
これ系のロゴはファッション性も高いと思います
滅多に見つからないんですけどね
ジャーマンスラッシュ三羽烏 Kreator
グラフィック怖すぎ
90’s Cradle of Filth
人気が高いこのバンドのTシャツのなかでも
この手のプリントのものは別格です
胸ワンポイントがキュートなガンズ&メタリカ
と思ったら、
バックプリントのインパクトよ
当時市販されていないクルー用Tシャツ
ドンタコス味のレイジ
ユーロ製スマパン
人気の短丈です
最後は今一番着たいTシャツ
UK音楽シーンを代表するバンド OASIS & PRODIGY
共にユーロ製
個人的にはそっちの方がオリジナルなんじゃ?と思ってます
こんなかんじで
ブログでのご紹介は以上ですが、
店頭にはもっとたくさんのグッドスタッフが入荷しておりますので
原宿にお越しの際は是非LABORATORY®へお立ち寄りください。
スタッフ一同、
皆様のお越しをお待ちしております。
また、
最新情報はInstagramで更新していますので、
そちらも合わせてご確認お願い致します。
ONLINE STORE
fashion tech newsさんにて、
私のインタビュー記事「なぜ人はヴィンテージTシャツに熱狂するのか?
原宿の老舗『LABORATORY®』に聞く、ロックTの真価と未来」が公開されております。
皆様、是非ご覧ください。
記事URL:https://fashiontechnews.zozo.com/culture/laboratory