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小林さん＆新入荷情報 vol.27

MARCH 2024

こんにちは、前田です。

昨夜は旧友、というか盟友、というか腐れ縁、小林さんの店舗flotsambooksでイベントがあるというので顔を出して（本の出版イベントなのに謎にカラオケ大会になってたから実際は外で見てただけ）、ついでにその後久しぶりに飲みに行ってきました。

イケメン小林さん(45)は代田橋にある本屋さん、flotsambooksの店主。

最近は朝の散歩が日課のようです。

知り合ってからはかれこれ15年くらい経つのでしょうかね。

現在は実店舗を持つflotsambooksですが、ECのみで販売していた時代に私がしこたま写真集を購入していて、その時から私がlaboratory®の人だと知っていた彼がメールで声かけてくれて、飲みに行くようになったっていうのがたぶん仲良くなったきっかけ。

ちょうどRyan Mcginleyが話題になり始めたころ、かっこいいフォトグラファーが沢山でてきていたし、仕事で一眼を使うようになったことも相まって写真にワクワクしていた時代。

オフィスにある数百冊の写真集の半分くらいは小林さんから買ったのかもしれない。

自分史でいうところの写真集期。

そこから定期的に飲みに行ったり（小林会）、今は無きLABRAT BOUTIQUEでflotsambooksセレクトの写真集を販売させてもらったり、イケてるフォトグラファーを紹介してもらって撮影したり、コラボでフォトTシャツリリースさせてもらったり。

公私共々、とてもお世話になってる人。

今でこそセレクトショップの一角に写真集コーナーなんて当たり前にありますが当時は全くなくて、私が小林さんとそんなことをLABRAT BOUTIQUEで始めたのがきっかけで色んなところ（百貨店、セレクトショップ、美容室など）からブックセレクトのオファーを貰えるようになったと彼は感じているらしく、どこかのインタビュー記事で私を ”足を向けて寝られない人” と称していたけど、それはこちらも同じ気持ちでございます。

思えばフォトグラファーの山谷佑介くんも、草野庸子ちゃんも、ミトグラフも、Rita Linoも、Valerie Phillipsも、Ryu Ikaちゃんも、知り合ったきっかけは全部小林さんだった気がする、たぶん。

大手書店にないエッジが効いたセレクト眼と、柔軟な感性、見かけによらず温厚な性格が人を惹きつけるのでしょう。

人通りが多いとは決して言えない代田橋の沖縄タウン周辺に立地するにも関わらず、flotsambooksにはこじんまりした店内に年代性別問わず、国籍問わずの多くの人が常に犇めき合っています。

なぜだか知らないけど今日のイベントにも海外からバレンシアガチームとMM6チーム来てたし。

いま思い出したけど、以前小林さんが連れて来て一緒に飲んだ若い子がGEZANの赤い子だったし。（後で知った）

謎のコネクション。

影のフィクサー？

マッドサイエンティストかもしれない。

今や学校の講義など店外活動も盛んに行う有名書店オーナー故に、身近な友人の中では最も業界人的なポジションに立つ彼ですが、いたって以前と変わらずだらしない大人代表みたいな人柄もとても素敵です。

”景気が良くないなあ”と嘆きつつ、面倒臭さが優先して卸先に一向に請求書を送らない姿勢（私は一年請求されなかったこともしばしば）には舌を巻きながらも、卓越した文才があったり、案外愛妻家なところには感心したりしています。　

彼についてはここでは書ききれない、一般的に考えると良し悪しな魅力がたくさんありますが、一言で言うと”天才”ってことで自分を落ち着かせているところです。

これからもずっと