こんばんは、前田です。
先日、
ひょんなところからダリのデッドストックのTシャツを
大量に入手致しました。
ディーラー曰く、
90年代当時にダリのTシャツを刷っていた工場で発掘したとのこと、
まだまだアメリカには夢がありますね。
ディーラーも頑張った、えらい。
勿論、マルチもしっかりと。
数種類のボディを使い分けていたんですね。
フラッシャー付きもちょこちょこあります。
現実の”ねじれ”を、夢の中の”論理”で描いた魔術師ダリ。
彼の作品はどれも魅力的だけど、
今回の入荷作品でいうと私はやっぱり
カルティエのクラッシュを彷彿させる ”記憶の固執と崩壊” が好きかな。
理性と狂気のバランスに乾杯。
で、実は本題はこっちで、
ダリと一緒に見つけた、A|XのデッドストックTシャツ。
思い切って袋開けちゃいます。
これ、私が高校生の時に
B-Boy系セレクトショップ(並行輸入ショップ)で
DKNYのNYCフォトTやCKロゴTと一緒によく並んでいた記憶があって。
(私はDKNYを買ったんだけどこっちも欲しかった)
当時はこういうハイブランドのストリートラインのロゴものが
めちゃくちゃ流行ってた。
それにRRL(ダブルアールエル)のカーゴパンツ、
足元はティンバーのイエローヌバックかモカシンで
決まり。
アルマーニジーンズやジルボー、GAPあたりのダ
ンガリーシャツか、ラルフのビッグシャツを羽織っ
て──ドレッドヘアにヘッドフォン。
SONY SPORTSをパクってNYで売ってた、
お土産ものだったのかな?
COBY SPORTSのチープな黄色い
カセットプレーヤーでHIP HOPを聴いてるのが
当時の自分にとって ”最高のお洒落” だった。
ブラックカルチャーやファッションが、とにかく好きだった。
今のストリートファッションは、驚くほどボーダーレスになった。
ストリートとラグジュアリーの垣根は無く、
国籍も、人種も、性別も、体型さえも関係なりつつある。
誰もが好きな服を着て、自由に表現できる時代。
それは本当に素晴らしいことだと思う。
でも──
ふと立ち止まって思うときがある。
「その自由の中に、”らしさ”はまだ残っているんだろうか?」
昔のストリートには、それを着る人の体格や背景、
ルーツがはっきりと刻まれていた。
服に ”その人の存在” がちゃんと乗っていた。
黒人ラッパーたちが過剰に装飾したのも、
奪われ続けた誇りを ”見えるかたち” で取り返すためだった。
今は、誰が着ても似合う服が増えた分、
”誰が着ているのか” が見えにくくなっているように思う。
洗練され、削ぎ落とされたスタイルの中で、
重みや荒々しさ、矛盾や歪みすらも内包していた ”あの頃の服” が、
静かに居場所を失っていっているような気がする。
もちろん、変化は悪いことじゃない。
まあ、今は今で、別の奥行や自由のかたちがあるんだろうけど、
ただあの頃の服には ”重さ” が確かにあった。
混ざりすぎた世界の中で、
もう一度 ”線” を引こうとする人もいる。
はちゃめちゃに見えるトランプさんでさえ
実はそんなことを考えているかもしれない。
”なんでもアリ” な時代に不安を感じて
どこかで「ここが境界線だ」と言いたくなる衝動。
誰のものでもない時代だからこそ、
「これは誰のものだったのか?」という問いがまた立ち上がってくる。
そしてその問いこそが、時代をひとつ先へと押し出していく。
そんなことを思い出させてくれた
タイムマシーンのようで、
同時に”今”への問いを投げかけてくれたTシャツ。
過去を運んでくるだけじゃなく、
未来に目を向けさせてくれる──そんな一着だった。
そしてきっと、次にこれを手に取る誰かは
私とはまったく違う景色のなかで
このTシャツと一緒にまた新しい記憶と
新しい問いを刻んでいくんだろうな。
──なんて、
ふと思ったりした一日でありました。
ダリのTシャツは弊社の都合で、
まずは近日オンラインストアにアップされる予定です!
宜しくお願いします!
ついでに、ダリ繋がりで、
これがまだ売れてないのが個人的に悲しいので
ご検討お願いします!
XXX
続いて、
LABRAT BOOK CLUB です。
今回ご紹介する写真集はこちら。
DASH SNOW : POLAROIDS
photographs : Dash Snow
first published in 2009 by Peres Projects
若かりしヤバめな
ライアン・マッギンレーがちょこちょこいます
Dash Snowが切り取ったポラロイドたちは、
破滅の中に美しさを見つけてしまった人間たちの記憶。
彼がいた頃のNY ── その匂い。
最近NYに出店という大仕事をさらっとキメた BLANKMAG の鈴木さん。
この本売ってるか分からず、しかし確信を持ってインスタでタグ付けしたら、
秒で「あります」と。やはり。
たぶんこの手のNYモノは、全タイトル50冊ずつくらい持ってる
すごい人だと思っている(勝手に)
皆様、こんな本でも見ながら
良い週末をお過ごしください。
全ての写真集はプライベートコレクションのため
販売しておりません。
"POLAROIDS"を販売中の本屋さんは
Instagramでご確認下さい。
XXX
さて、
「日常に、貴方だけのスペシャルピースを」
~高額な定番より、手頃で心に響くものを。
自分の感性で選んだものが、自分の機嫌を上げてくれるから~
をモットーに掲げている私達(前回に続き2回目)ですが、
カミングスーンなフレッシュアイテムの中から
少々ピックアップしてご紹介致します。
スポーツジャージー各種
Y2K FUBUとECKO
BITCH
Johnyyyyyyy リバースウィーブ
センタースウォッシュの最高峰
ブラックカラー×2
90’sビッグサイズよりナードな80’sTシャツが気分なので
フルジップパーカーも気になってきました。
細身のシルエットで◎
Phishのもあったり
立ち襟プーマジョギングトップ
オールドプーマやリーボックが好き
これなんて片ポケだし
Rock
RASTA DAZEっていいな
なんとなくこれはローカルブランドの方が
リアルでかっこいい
ジルボーのバギーパンツと
ジルボーパロディの黒×シルバー
イケてる2トーンジャケット
なんかまだ寒くないですか?
ってことで来季用に貯めといたものも放出
BORO新作
BORO & PAINT
Tugi-Hagi
いやはや
ディッキーズのアメリカ製(黒)がそんなに高いとは
しりませんでした。
30’s?40’s?
フランスのリネン混じりっぽい黒シャンコート。
デッドストック。
アトリエコートって言うんですって、
素敵な名前ですね。
上質な革靴、ドレスウォッチが好きな大人の方にもおすすめです。
やっぱりメインはTシャツってことで
人気のレーシングは大量に
黄金時代のブルズ
マルボロコヨーテ
デムナのグッチが楽しみです
グッとくるキャラクター
ポテトヘッド🥰
レアなアメコミ
アメリカンTVショーーー
アメリカンムービー
ティム・バートン良い
Harley&3D Emblem
Green & Blue サンダー
Sun & Moon
I will
Y2KロックTeeは値段もまだ手ごろで
グッドデザインでいろいろバンドも選べて、
さらに細身のシルエットなので最高じゃんと思ってます。
リアルヴィンテージ
渋い、そして甘い
誰だかわからん
Bones レイ・バービーのようなタロットデザインの
グレイトフルデッド。かっこいい。
BTS テテ様?着用らしいです
クラウス・フォアマンが手掛けた、REVOLVERジャケット。
本人もベーシストとしてManfred Mann、
Plastic Ono Band等に参加していた凄い人。
このTシャツはもっと評価されてもいいんじゃないかと思います。
Tシャツが評価されすぎな人
Tシャツで数百万円とか無理っす.....
(うちは付けてません)
こんな感じで
このブログでのご紹介は以上ですが、
店頭にはもっとたくさんのグッドスタッフが入荷しておりますので
原宿にお越しの際は是非LABORATORY®へお立ち寄りください。
スタッフ一同、
皆様のお越しをお待ちしております。
また、
最新情報はInstagramで更新していますので、
そちらも合わせてご確認お願い致します。
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待望のこちらもカミングスーンです