ずいぶん前に、
沖縄で一度だけ体験ダイビングをしたことがある。
海から上がったときにはライセンスを取ろうと決めていたのに、
結局取らなかった。
仕事が忙しい、時間がない。
そうやって言い訳を並べているうちに、
何年も過ぎていた。
気づけば49歳、40代最後の年。
あとどれくらい働くのか、
何をして生きていきたいのか、
残された時間をどう使いたいのか。
そんなことを考える時間が増えて、
最近ひとつだけ決めたことがある。
やりたいと思ったことは、全部やる。
いつかやろうと思ったまま置いてあったこと、
今さらかなと勝手に遠ざけていたこと。
その中に、ダイビングがあった。
一泊二日のライセンス取得合宿ツアー。
合宿というのも久しぶりの響きで何だかいい。
申し込むと、しばらくして家に教材が届いた。
ノートを一冊買って、
教科書を読みながら要点を書き出していく。
水圧、浮力、窒素、減圧症。
机に向かってノートを取るなんていつ以来だろうと思いながら書いていたら、
字が下手になっていた。
学生の頃、勉強はやらされるものだった。
自分から教科書を開いたのなんて、たぶん初めてだ。
ノートが半分ほど埋まった頃、講習の日が来た。
実技は伊豆で二日間。
伊豆海洋公園と富戸ヨコバマ、あわせて4本潜った。
水の中で呼吸をする。
自分の息の音だけが聞こえて、吐いた泡が身体を離れて水面へ上がっていく。
息を吸えば少し浮き、吐けば少し沈む。
魚がいて、岩があって、上から光が差してくる。
数十分前まではいつもの世界にいたはずなのに、
海に入っただけで、まるで別の場所に立っている。
もちろん、うまくはいかない。
沈みたいのに沈めず、浮きたくないのに浮いてしまって、
自分の身体なのに他人のものを借りているみたいだった。
それでも楽しかった。
できないことが少しずつできるようになっていく感覚を、
ずいぶん長いあいだ味わっていなかった。
4本を終えて、無事にCカードゲット。
沖縄の海から持ち帰ったまま、
どこかに置きっぱなしにしていた「いつかライセンスを取ろう」を、
ようやく回収した気がした。
これからいろいろな海に潜ってみたい。
伊豆にもまだ知らない場所が沢山あるし、
沖縄にも、行ったことのない海外の海にも行ってみたい。
楽しみがひとつ増えた。
けれど面白いのは、
そのひとつが、ひとつでは終わらなかったことだ。
魚のこと、潮のこと、天気のこと、器材のこと、
もっと上手く潜るための技術のこと。
今まで見もしなかった天気予報の読み方まで変わってくるし、
長く潜り続けるためには身体も健康でいたいと思うようになる。
ひとつ始めただけのはずが、
そこから勝手にいくつもつながっていく。
49歳になってノートを買い、海に潜り、
次はどこの海へ行こうかと考えている。
少し前の自分からは、ちょっと想像がつかない。
別の人間がひとり、増えた気がする。
歳を重ねるほど、人は出来上がっていくものだと思っていたけど、
どうやら、そうでもないらしい。
40代最後の夏。
昔そのままにしていたことを、ひとつ始めた。
そうしたら、
そこからまた、いくつもが始まった。




XXX
続いて、
LABRAT BOOK CLUBです。
今回ご紹介する写真集はこちら。

Plans for Other Days : Janfamily
All works by Janfamily
First published in 2005 by @boothclibborn


























昨日と同じことをしない方法。
本の中の見出しのひとつ。
木の葉をテープで留める。
部屋のものを並べ替える。
床下で手をつなぐ。
どれも生活を便利にはしない。
たぶん彼らがやっているのは、特別な何かを探しに行くことじゃなく、
いつもの一日の見え方を少しだけ変えること。
それだけで、気にも留めていなかったものが急に見えてくる。
JanfamilyにしてもMargielaにしても、
こういう微妙な違和感を表現できるのって、
何気ない日常の幸せをちゃんと感じているからなんだろうな、
きっと。
*全ての写真集はプライベートコレクションのため
販売しておりません。
販売中の本屋さんは、Instagramでご確認下さい。
XXX
それでは、
近日LABORATORY®に入荷予定のもの、
一部すでに入荷しているもののなかから、
私が気になった古着商品を少しご紹介します。
オンラインストアに掲載済みのアイテムは、
画像下の文字色が変わっている部分にリンクを貼っていますので、
ご確認くださいませ。


ラッパーが着てようが着てまいが
ミニマムなセンタースウッシュ、肉厚な生地、ボックスシルエット
やっぱりこれがいいなと思う

カーハートのボロシリーズ
抜けきる寸前のグレーがたまらないスウェットパーカー
腰の破れを塞いだ紺のリペア跡が、いい顔してます

見た瞬間に古いと分かる刺繍ロゴ
これから評価が上がっていくのではないかと思ってます
自分にも淡い思い出があるやつ

ダックのボロは大好物

**SOLD

働いた跡だけで、ここまで柄になる
ブラウンダックが白茶けるまで穿かれたダブルニー

**SOLD
グッドサイズの黒ダブルニーは久しぶりでした

ボロじゃない、綺麗な90'sシベリアンパーカーの完品
当時はこれがカーハートの最高峰アウターだったんですけどね
ビースティのMCAが着ててカッコよかった

ドイツの職人が着てたベスト
ダブルの白ボタン、深く開いた前身頃、
妙にワールズエンドのパイレーツ感があって好き



FLIPPER × Pierre Cardin


ニューメタルの重い刻み、インダストリアルの機械みたいなビート、
レイヴの止まらないキック
全部そのまま穿けるフレンチコンバット


なんでオイルドが好きかって、
ダック同様、着こんだもののほうがかっこいいから。
古着の特権というか
バブアーのステンカラーも珍しいけど
フィルソンのこの型もなかなか見ない

オイルド同様、ヘヴィーデューティなもの好き
実用性からくる特有のイナタさが、結局いちばん洒落てると思う

RAISIN HELL
raising hellとレーズンを引っ掛けただけ


前は乗り合う牛だらけ、後ろは全員おとなしく整列(かわいい)
薬でこうなりますという広告Tシャツ

セサミストリートの、あのお風呂のアヒルT
かわいい

主役不在のポカホンタス
犬猿の仲の2匹

チャンピオン製のARMY
最近あまり見なくなったなと思って

スター・ウォーズ エピソード6 ジェダイの帰還
かっこいいポスター
これを胸じゃなく背中いっぱいに刷ったのが正解

これでもかのスカルとスパイダーウェブ
こわい。。



いい感じのハーレーT
1990、1989、そしてもっと前のリンガー











珍しく、オールドスケートTがまとめて入荷しました。
洗濯タグの一行目が LET MOM DO IT(洗い方はママに聞け)
その下にちゃんと洗い方も書いてあるのが余計に可笑しい。
Scott Stanton、黒のスカルはオンラインにアップしました。


JUICE MAGAZINEも
ヴェニスのスケート雑誌のTシャツ、なかなか見かけることはありません

⭐no🌏doubt⭐


みんな大好きリンプビズキット
さらにDMX、GODSMACK!
エミネムが抜けたあとの後半レグ、リンプが頭を取ってた回




SEE FACTORスタッフ用、アリス・クーパー、チープ・トリック
生地は褪せても、この辺の音は古びません




こっちは80年代のメタル
絵の凶暴さがいつまで経ってもかっこいい


名前はテキサスなのに、イギリスのサイコビリー
レアな当時物、しかも2枚

さらにマニアック
アングリー・サモアンズ、82年の"Back from Samoa"
LAハードコアのジャケットがそのまま

KING OF POP
スリラーの直後、まだジャクソンズだった頃の一枚
















スケートTに加えて、
70年代頃のレアなロックTも大量入荷!
90年代ものより全然嬉しい!!もう50年前のものですから。
The Beach Boys、T-REXはオンラインにアップされています。


マナサスとか。。(ため息)
71〜73年しか活動していないCSN&Yのスティーヴン・スティルス率いる伝説のバンド
通好みだけどこんなの出てきませんって。しかもポケT

EMIレコードの販促T
ウイングス、ストーンズ、クイーン、
クリフ・リチャード、トム・ロビンソン・バンド
こんな並び、これ以外で見ることはない


ジョージ・ハリスンの74年、Dark Horse
完全にイっちゃってるデザイン
蓮の花の上に何十人、インドの方しか向いてない

**SOLD
売れちゃいましたが、RHCPのソックス・オン・コックス。




blackmeansからは
あのコインケース柄のニットベレー帽が入荷しています。
リフレクター糸を使用しているので、夜光りますよ。
こんな感じで
ブログでのご紹介は以上ですが、
店頭にはもっとたくさんのグッドスタッフが入荷しておりますので
原宿にお越しの際は是非LABORATORY®へお立ち寄りください。
弊社の都合で恐縮ですが、
当面のあいだ、オンラインストアの商品アップは
毎週火、金曜日の2回になります。
ご了承ください。
気になる商品がございましたら、
メールやInstagramのダイレクトメッセージにて
お気軽にお問い合わせください。
順次ご対応させていただきます。
スタッフ一同、
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
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